一般市民及び観光客の方々に対してアンケート調査を行ってきた結果、歴史のまち長崎の魅力を広く発信すべきという意見や、市民参加型の事業をより多く実施してほしいという意見を多く得たことから、地域活性化のため更なる取り組みが求められているといえます。このような状況下、長崎JCが世界遺産登録に向けて周知活動を行ってきた、23構成資産の内、8資産が長崎に現存する「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されました。地域活性化に大きく貢献することができる、これらの重要な資産を市民一人ひとりが長崎の魅力として再認識できる機会を提供し、長崎の新たな魅力の一つとして広く発信することが大切です。その為には、世界遺産に対する関心を高めていただくとともに、長崎の魅力として再認識していただきたいと思いました。
2015年12月6日(日)グラバー園にて「世界遺産モザイクアート~みんなの笑顔でアートを描こう~」を開催致しました。地域活性化に大きく貢献することができる「明治日本の産業革命遺産」を長崎の新たな魅力の一つとして広く発信していくために、一人ひとりの世界遺産や長崎に対する想いを記入していただき、写真を撮影させていただきました。その一人ひとりの写真をつなぎ合わせて世界遺産のモザイクア-トを作成。作成された8資産の「世界遺産モザイクア−ト」は長崎市役所本館1階に展示して頂きました。
事業当日は、世界遺産モザイクアートに参加するためにグラバー園に来場されたという一般市民も多く、長崎の魅力を広く発信することができたと感じています。しかし、外国人観光客に対しては、上手にコミュニケーションが取れないことがあったため、留学生を巻き込んで事業を行えば、更に長崎の魅力を伝えることができたのではないかと強く感じました。この世界遺産モザイクアート作成をきっかけにまちづくりの楽しさを一人で多くの一般市民に知っていただけたことが、明るい豊かな社会の実現に必要な人材が増えていくことを願っています。