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熊本復興支援

長崎青年会議所では、かつて長崎大水害で全国各地よりご支援いただいた経験から、阪神淡路大震災、東日本大震災の支援などの復興支援を行って参りました。2016年4月に発生した熊本地震は阿蘇地方や益城町など、その他周辺地域に甚大なる被害をもたらしました。長崎JCでは有志による現地視察を行い、建物の倒壊や避難所生活をされている被災者の目の当たりにし、直接的な心の通った支援の必要性を感じ現地での支援活動に取り組みました。


人的支援として、現地の公民館で2日間に渡り炊き出し活動を行いました。想定を上回る数の被災者の方々に来ていただき、多少の混乱はありましたが、たくさんの方々にお食事を提供することが出来ました。現地での活動以外にも、継続的に街頭募金を行い、2016年10月に開催されたラブフェスにおきまして、「阿蘇支援事業~あなたの一歩が誰かの笑顔に~」と題して、長崎市民の皆様にご協力をいただいて約3,000枚のメッセージ付き写真によるモザイクアート作成を実施致しました。また、阿蘇の特産品のあか牛や阿蘇のお酒の販売などを行い、売上金を全額寄付致しました。現地のJCメンバーの方々との意見交換会を行い、復興支援における課題について話し合うことで、我々JCメンバーが出来ることを考え、自分たちのまちづくりに対する思いを再認識する機会にもなりました。


現地の方々からお礼のメッセージをいただくなど、被災者の方へ物心両面の支援をすることが出来ました。計画から事業実施まで一週間という短い期間しかなく、被災状況や交通事情が刻々と変化する難しい状況下ではありましたが、過去の災害支援復興の経験・蓄積があったからこそ実施できたのだと思います。今回の経験を次の世代に受け継いでいくことで、支援活動を広げていくきっかけにもなり、また同様の災害が発生した場合の行動指針となり、長崎JCの財産の一つとなります。被災地の早期の復興を願うとともに、今後も長期的な支援活動を、多くの会員で行っていければと考えています。




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